今回は、医療コーディネータージャパン株式会社代表取締役、堀エリカさんを迎えて、医療コーディネーターについてと、その事業展開のお話をいただきました。
医療コーディネーターというのは、医療経験者のみが得られる民間資格です。医療機関の医師や看護師とはスタンスの異なる第三者的立場で、患者またはその家族の目線に立って、相談サービスと周辺サービスを提供しようとするものです。
現在、日本全国で約百名余りの資格者が輩出していますが、殆どが既存の医療機関に従事しており、本来の第三者的立場からのサービスを提供している医療コーディネーターは数えるほどしかいないのが実情です。
そういう中で、末期がん患者と家族のためのサポート活動を事業ミッションとして展開すべく、9月18日にスタートしたのが、医療コーディネータージャパン株式会社です。
代表に就任した堀エリカさんは、救急医療その他の医療現場に長年看護師として従事してきましたが、既存の医療機関の内部で患者や家族のサポートをすることに限界を感じ、医療コーディネーターとしての活動を始めたそうです。
同社は、活動の重点目標を末期がん家族のサポート活動においています。なぜなら、患者本人にとって家族が支えであり、なによりも、家族の人たちが末期がんという現実に立ち向かう勇気と具体的にどうしていけばよいのかという智恵を必要とするからです。
同社の活動は、末期がん家族のサポートを通じて、患者本人が医療をはじめとする自己意志決定できる状況をつくりだしていこうという試みです。
医療コーディネーターが活躍できるこのような場が日本社会にもっと広がることを期待したいですね。
このプロジェクトの支援者を求めていますので、ご関心のある方は、当ネコ研事務局へご連絡ください。
記. 大久保
日時 | 10月25日木曜日17時〜18時 |
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場所 | 株式会社ネット&コミュニティ研究所 会議室 |
プレゼンター | 医療コーディネータージャパン(株)代表取締役 堀エリカ氏 医療コーディネータージャパン株式会社 |
参加数 | 17名 |