ページにはさまざまなナビゲーション(リンク)があります。(図参照)今回はその中で有効でありながらあまり活用されていない「コンテンツフッターメニュー」についてです。
検索エンジンなどからたどりついた場合、基本的なリンクのクリックはサイドメニューにより行われます。これはページの中身が自分の必要とするコンテンツかを一瞬で判断して、違えば次のページのコンテンツを探すといった動きです。このときはページをスクロールして下のコンテンツまで見ることはしません。
目的の情報が見つかると今度はページをスクロールして、下の方まで閲覧します。閲覧し終わった後の行動はどうでしょうか?何もナビゲーションがないとスクロールして戻る必要があります。その結果、面倒になり、何ページも閲覧できなくなります。これは非常にもったいないことです。ページの下の方まで閲覧した人は掲載情報に価値を見出した人で、見込み顧客の可能性が高いのです。そこでコンテンツフッターナビゲーションを活用します。
コンテンツフッタナビゲーションとはコンテンツ部の一番下にあるコンテンツを読み終わった後に表示されるものす。
コンテンツフッターナビゲーションには
1. ページトップへのリンク
2. 同一カテゴリの他ページへのリンク
3. 同一カテゴリの次、前のページ
4. 解説つき個別ナビゲーション
などがあります。
解説つき個別ナビゲーションとはこちらが見て欲しいページを順番に解説を付けて掲載しています。コンテンツフッタナビゲーションではもっとも効果が高いです。これを使うと特定コンテンツ群を閲覧した後にこちらの意図通りのルートに戻せます。例えば事例ページなどを見た後に、サンプル申し込みや予約受付画面へ誘導したりします。(図参照)
関心が高い人にはこちらの意図したページを閲覧させることが可能となるためかなり効果的です。ブログやお客様の声、事例ページなどを増やすと本来見て欲しいページの閲覧数が減ってしまいます。そのため、このようなコンテンツフッタナビゲーションで本来見るべきページを閲覧者に教えてあげる必要が重要度を増してきています。
所長 福井敏治
この記事はCMPジャパン発行の「月間Diet & Beauty 2007.06.15号」の連載記事 「今から取り組むWEBマーケティング」
に掲載されたものです。